ネガティブなマイナス思考の原因と改善し成功する為の考え方。

 

この記事を読まれているあなたは、きっとついネガティブに考えてしまったりマイナス思考に陥ってしまうといった悩みを抱えていらっしゃるかと思います。

今回は、そのネガティブなマイナス思考の根本的な原因と合わせて、実はビジネスで成功することにおいてネガティブ思考を改善する必要はなく、むしろ持っていたほうが有利だということを解説していきたいと思います。

この記事の内容を読むにあたって意識すべきキーワードは、「ネガティブ思考はステータス」です。

 

ネガティブ・マイナス思考の原因とは?

ネガティブ思考、マイナス思考

ついネガティブに考えちゃうマイナス思考の原因とは一体何なのか?

これは、親からの遺伝だとか運動不足だとか食生活が悪いだとか生活習慣を変えろだとか周囲の人間関係だとか。色々と原因として提示されているモノが巷での噂やネット上にも溢れていますが、ぶっちゃけそういうモノは原因のほんの一部に過ぎないと考えています。

根本的な原因は、生まれ持った自分の気質や生まれ育った環境によって形成される”性格”が大部分であり、「遺伝だ!食生活だ!」というのはあくまで僅かな要素でしかないわけです。もっと具体的に言えば、『不安を感じやすい性格』です。

ネガティブ思考やマイナス思考というのは、人が持つ”不安”という感情が表面化したモノ。人は誰しも不安な感情を持っていますが、その感情や思考と上手く付き合えるかどうかだけの違いでしかありません。「いつも明るく快活で不安とは無縁そう」に見える人も、実際は不安を感じていても付き合い方が上手いだけで表に出さないだけです。これは僕がこれまでに周囲のいつも明るくて気配りも出来るような人に実際に「でも実際不安がないわけじゃないでしょ?」と聞いた結果です。全員が「当然!不安しかありません!笑」的な返事を即答していました。

つまり、根本にある原因は人が持つ『不安の感情』。ネガティブなマイナス思考を完全に改善する方法は、『不安を感じない』or『不安を感じやすい性格を変える』このどちらかに消去法で絞られます。

 

「よし!じゃあどっちの方法にする?」

 

そんなこと言われても「じゃあこっちで!」って選べないですよね。だって、どっちも現実的じゃないもん。不安を感じるな!不安を感じづらい性格になれ!・・・んな無茶な。笑

今回に限らず、やる前から「出来なさそう」って感じてしまうことをやり遂げるには人一倍、いや三倍くらいの意志の強さは必要です。だから、性格を変えるのではなく『不安を感じやすい性格は変えずに、人生を良い方向へ歩みを進めていく為の付き合い方』を身につけましょう。

そもそもネガティブ思考とポジティブ思考は成功の仕方が違う

方法

僕は典型的な内向的&ネガティブ思考っていう人間なのでわかるんですが、学生時代とか会社員時代とかは特に「ポジティブなほうがいいんだろうなぁ」ってなんとなく固定観念的に思っていました。今は周囲から見たらそんな風には見えていないと思いますが、それは以前とはそういった内向的な性格やネガティブな思考との付き合い方が変わったからです。

自分は自分、他人は他人。言葉だけは聞き覚えのある方も多いかと思います。ここで解説する内容も、これに通ずる内容で、”そもそもネガティブ思考の人とポジティブ思考の人では成功の仕方が違う”ということを意外と言語化して理解している人は多くありません。

ポジティブな人に対して劣等感を感じる時というのは、そもそもポジティブな人が評価されるフィールドで勝負してしまっているケースがほとんどです。

具体的には、会社の営業でとにかくポジティブに営業しまくって”わかりやすく頑張っていることがわかる人”を良しとする風潮が今の日本にはありますが、そもそも僕たちのような内向的でネガティブに寄りがちな人間の能力が発揮されるのは”ネガティブ故のリスク察知能力を含めた計画性”にあります。

それぞれ簡単にまとめると

ポジティブ:とにかく何事もプラスに捉えて前向きに行動する→成果を出す
ネガティブ:あらゆるリスクを考え、綿密な計画を立てる→成果を出す

こんな感じで伝わるでしょうか。

前者のポジティブ思考人間が良しとされる風潮が日本にはあります。もちろん、100%そうとは言いませんが、大半の場合はポジティブ側に軍配が上がります。ネガティブ側は、自然と”孤独”というもう1つの難敵との戦いにもなっていきます。

当然です。そもそも成功の仕方が違う上に、新卒の社会人や若手の場合は特にそういった「とにかく行動」みたいな思考停止の精神論が横行しているんですから。じゃあ全く行動しなくていいのかというと勿論違います。一定水準の行動が必要なのは大前提で、大事なのはその割合です。

行動:計画の割合が、
ポジティブ側は9:1
ネガティブ側は3:7
とか、当然個人差はありますが、つまりはこういうことです。

前述したように、そもそもポジティブとネガティブで能力を発揮するフィールドが違うんです。ネガティブ思考が活きるのは計画性なのに動いてばっかりでは能力を活かせません。ポジティブ思考が活きるのは行動力なのに計画立案に時間を割くのも同じです。

実はネガティブ思考はビジネスで成功することにおいては有利とされている

「ビジネスで成功するために、ネガティブ思考はむしろ有利です。」

いきなりそんなことを言われても「そんなわけないじゃん?」って感じなので、ここではそのネガティブ思考の優位性を解説していきます。

先述の通り、ネガティブ思考とポジティブ思考ではそもそも能力を発揮するフィールドが違うということは理解頂いたと思います。では、もう少しそれぞれの能力を具体的にしてみましょう。

ポジティブ → リスクを恐れない挑戦力・行動力

ネガティブ → ミスが少ない、リスク回避が得意、着実にコツコツ、計画性が高い

一言で言えば、”行動力と計画性”ですが、少し細かくするだけでもこれだけの違いがあります。行動を起こすだけならば気合でどうにかなりますが、計画性はそうではありません。しっかりとリスクを予測・察知する能力が必要になります。そう、これこそがあなたが今までにネガティブ思考で培ってきた能力です。

このリスク察知能力こそが、ビジネスで成功することにおいてネガティブ思考が有利とされる所以です。

例えば、これは有名な話ですが、企業の社長を始めとする世間一般的に成功者と呼ばれる人たちの多くはネガティブ思考だという話があります。察しの良い方はもうお気付きかと思いますが、”リスク察知能力が高いから”です。

イケイケな社長の会社と、内向的でネガティブな社長の会社を比較すると、後者のほうが利益が高く業績が安定しているという海外の研究データもあります。ネガティブが故に、ダメだった場合のリスクを考えて予め計画に組み込めるわけです。

 

ではここで、ネガティブとポジティブそれぞれの性格のデメリットについても軽く触れておきます。

まずネガティブ思考のデメリットは、なんといってもその腰の重さでしょう。度々お伝えしている通り、得意なのはプランニングです。まず計画を立てて行動に移すというルーティンに自然と近づくので、周囲から「サボっている」と勘違いされがちです。そんなことないのにね。笑

次にポジティブ思考のデメリットは、一見行動力があってめっちゃ頑張っているように見えますが、あまり計画性を持たないという特徴から、前準備をしなくなってミスをしたり、ポジティブ故にそのミスから学ばず同じミスを繰り返す、というデメリットがあります。

ぶっちゃけ、ポジティブもネガティブも一長一短でそれぞれに得手不得手があるのに、明らかにポジティブなほうが優遇されている今の現状はあまり個人的には健全とは言いにくいですね。

本当に大事なのは、そういう自分の持つ特性を本人が理解して行動出来るかどうかにかかっていると言っても過言ではありません。

ポジティブとネガティブは良し悪しではなく、ただのステータスにすぎない。

ポジティブな性格は特に日本社会で評価されやすい状況に今はありますが、僕からすれば本来は逆であっても何らおかしくはないと考えています。現にドイツでは、集まりに参加してその日が初対面の人たちですらも不満や愚痴のオンパレードらしいですが、それが普通であり一般的なコミュニケーションとされているようです。僕たち日本人の文化や価値観からすればネガティブ思考の”良くないこと”に分類される内容ですが、彼らにとってはそれが”普通”なのです。

要は、RPGゲームで最初に割り当てられる職業が剣士などのアタッカーなのか、防御に特化したディフェンサーなのかくらいの違いで、それぞれ得意分野が違うだけ。活躍できる場をちゃんと選べば平等に活躍することが出来る。

ポジティブな人とネガティブな人の仕事の業績を平均すると、ほぼ同じ数値になるという研究結果も発表されているそうです。1つの国の風潮に流された良し悪しではなく、ネガティブ思考は1つのステータスに過ぎないという前提のもとに、今一度、あなたが能力を発揮出来る仕事のやり方や環境づくりが出来るかどうかが大切です。

まとめ

ネガティブ・マイナス思考というのは、そもそも良し悪しではなく1つの要素に過ぎないということが理解頂けたでしょうか。ポジティブで外交的な人はもともと持っているコミュニケーション能力がネガティブで内向的な人よりも高いので良く見えてしまいがちですが、秘めている潜在能力は内向的な人のほうが高いと言われています。負の感情のエネルギーのほうが大きいと言われていることも理由の1つですね。

つまり、大事なのは自分のネガティブな感情をどう使うかということ。その使い方次第で仕事を始めとしたあらゆることの成果や方向性が変わっていきます。

もともと僕はネガティブ思考の内向的な性格を持った、俗に言う”陰キャ”と呼ばれる側の人間です。でも、まず最初にネガティブ思考とかマイナス思考は悪いモノではなく、使い方次第のモノなんだということを理解して、コツコツ頑張るのが好きで得意な自分のスタイルに合ったシゴトを選んで起業しました。

成功するためにやるべきことは

  • ネガティブ思考を理解し受け入れること
  • 受け入れた上で、自分が能力を発揮できるフィールドや環境づくりをする

大きく分けてこの2つ。

この2つの課題をクリアする為に、ポジティブとネガティブそれぞれの成功ルートを理解したり、職場の環境が合わないのであれば自分が落ち着いて仕事が出来るように周囲との接し方を見つめ直したり、部署異動をしたり、或いは会社を変えたりして環境を整えたりするわけです。

僕は大学卒業後に入社した会社で、パワハラ上司のグループに割り振られてしまい、一時期心療内科にお世話になったこともあります。そんなこれ以上ない人生のどん底に居た僕でも、今では素晴らしいビジネス仲間と毎月のように関西と関東を行き来して勉強会をしたり飲みに行ったり、会社員時代とは比較にならないほど自由でイキイキとしたライフスタイルを送ることが出来ています。

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