子供や大人に関係なく、人間関係で悩みを抱える人は多いかと思います。
今回は、そんな数多くある人間関係の悩みである「うまくいかない…」とか「めんどくさい…」というような悩みについて、僕が実践して実感した1つの改善するコツを紹介&解説します。
特に準備も必要のない、今から実践することが可能なコツなのでぜひ取り入れてみてください。
うまくいかない・めんどくさい人間関係を改善するたった1つのコツ
一言で面倒でうまくいかない人間関係を改善するコツをお伝えすると『他人に期待しない』ことです。
どういうことかと言うと、僕たち人間は他人に何かを期待して、それが裏切られた時に不満を抱きます。そして、その不満が態度に現れ、その態度を察してだんだんと疎遠になっていく…。
だから、相手に不満を抱いたりすることをそもそも少なくすれば、自然と人間関係は改善していきます。これは僕が実際に実感していることでもあります。
ここで1つ頭に入れておいてほしいのが、『全ての人との人間関係がうまくいくような人間はこの世には居ない』ということです。
残念ながら、どうやっても合わない人というのは存在します。そういう人とは、たとえ関係を頑張って続けたとしても、相手よりもあなたの負担のほうが大きくなるのは目に見えています。というか、そもそも人間関係で頑張るってなんだっていう話でもあります。そんな合わない人との人間関係は、自分が疲弊して仕事からプライベートまであらゆるパフォーマンスを落としてまで保つほどの価値が果たしてあるモノなのか、これを一度考えてみるといいです。
例えば、友達と待ち合わせをしている時。
男性A「14時に待ち合わせだから、10分前に着いたぞ〜」
男性B「ごめん!遅れそう!」
男性A「なんで遅れるんだよ!(イライラ)」
この例の男性Aは、おそらく人間関係がうまくいかなかったり面倒くさいって思うタイプです。なぜ男性Aはイライラしてしまうのか、人間関係がうまくいかないのかと言うと、『男性Bに対して”きっと時間通りに来るだろう”と期待しているから』です。
当然、一般的には待ち合わせの時間どおりに来るのが普通のことではあります。ただ、一個人の人間関係において、『時間通りに来るのが普通』などの一般常識はあまり関係ありません。結局そこは”当事者次第”ですからね。そこで一般常識を振りかざしてしまうと、「不満の発散」というマイナスの行為でしかありません。
僕なら、以下のような感じで対応します。
相手がよく遅れてくるタイプの場合は、予め周辺のカフェを調べておいて、本を読んだり何か作業をしたりする目処を付けておく。
そして、相手が遅れてきたら「10分前に着いてたから結構暇やったわ〜」など責めずにやんわり伝える。
こうすれば、相手があなたとの関係を続けることに前向きなら次回以降からちゃんと時間に合わせて来てくれるはずですし、それでも遅れてくるなら最初から遅れることを前提に到着するか、単純に関係を切るかですね。
僕は基本的にMacBookを持ち歩いているので周辺のカフェを検索しておいてそこで友達が来るまでノマドワークしてます。着いたら軽く世間話して目的地に向かうのがいつものパターンです。
僕も、もともとは些細なことでイラッとしてしまう人間でしたけど、他人に期待することをやめてから本当に”怒る”っていう感情がほとんど無くなりました。笑
言ってしまえば、相手にこうしてほしいというのは1つのエゴでもありますからね。
他人に期待しないことで、人間関係がラクになる。
他人に期待しなくなると、人間関係が格段にラクになります。
待ち合わせに遅れてくる人がいても、同僚がミスをして仕事が増えたりしても、電車でドア際の人が避けてくれなくても、詰めればもう1人座れるくらいのスペースがあるのに詰めてくれなくても。全然イライラしたり、ストレスを溜め込むことがありません。
なぜなら、時間通りに来なくても大丈夫なように考えてるし、同僚のミスを助ければ貸しを1つ作れるし感謝もされるし、ドア際の人が避けてくれなくても「降ります」って一言言えば大体避けてくれるし、今すぐ座らないといけないくらい足が疲れてることなんて登山でもしない限りまぁないでしょう。笑
他人に期待しなくなることで、怒ったり不満を感じることがほとんどないので、大半のことに落ち着いて対処出来るようにもなります。おまけに、相手側からすれば「何も言わずに助けてくれた・許してくれた良い人」になるわけで、僕たちにとって得しかないですよね。笑
人間関係でうまく言っていない人は、愚痴をよくこぼす傾向があるように僕は感じています。そして、その内容は大体決まっていて「○○のせいで…」「○○が急に…」など、要は”他人のせい”を多く語りがちです。
もし、身に覚えがある場合も別に問題ありません。これから改善していけばいいだけですからね。愚痴を言わないようにするだけでも、それを継続していれば「なんか変わったな」ってあなたのことを本当に考えてくれる友人には間違いなく伝わるはずですから。
ちょっと冷たいくらいがうまくいく
実は、そうして他人に期待をする人というのは『優しい人』です。
良いのか悪いのかどっちなんだって思われるかもしれませんが、別に他人に期待をすることそのものが悪いことではないのです。ただ、他人に期待したことであなた自身がストレスを感じたり、そのストレスを周囲にバラ撒いてしまうことが良くない、というだけの話です。
要は、バランスが大事だということです。何でもかんでも誰彼構わずに期待してしまうのは優しすぎるんです。
ぶっちゃけた話、本当に付き合うべき&交友関係を続けるべき人っていうのは、そんなに多くありません。無理をして付き合う必要はないんです。合わないなら疎遠になるように、合うならもっと関係を深める、ただそれだけのシンプルなことなんです。
参考までに、僕がいつも交友関係を考える時の判断基準をご紹介すると
『自分の人生にとって必要な存在かどうか』
これだけ考えてます。人間そこまでやわじゃないので、知人が1人や2人減ったくらいじゃ全然影響はないんですよね。
その後どうなろうが相手の人生は自分には関係ない別の物語です。「ハリーポッター」と「君の名は。」みたいに、そもそもまったく別のモノなわけです。「君の名は。」の世界で無理に「ハリーポッター」の世界に合わせようとして魔法を使い始めたら、もうめちゃくちゃじゃないですか。笑
相手には相手の、あなたにはあなたの人生があるわけです。どっちかが合わせるのではなく、同じ世界の人とだけ付き合えばいいのです。
今までいろいろな人に期待をしてきた優しいあなたからすれば、少し塩対応というか、冷たいように感じるかもしれないですが、案外それくらいがうまくいくモノです。僕は実際にもともと他人に期待してしまう側の人間でしたが、今それをしなくなったことで以前よりもずっと生きやすいですよ。